本文へスキップ

認知症の人や高齢者が折った鶴が万博へ 門真市「ゆめ伴プロジェクト」が「EXPO FUTURES AWARD 2026」審査委員賞を受賞

認知症の人や高齢者が折った鶴が万博へ 門真市「ゆめ伴プロジェクト」が「EXPO FUTURES AWARD 2026」審査委員賞を受賞

令和8年10月12日、万博での実践やそのレガシーを表彰する「EXPO FUTURES AWARD 2026」で、大阪府門真市の市民団体「ゆめ伴(とも)プロジェクトin門真実行委員会」が審査委員賞に選ばれました。同団体は、認知症になっても輝けるまちをめざして活動しています。

このアワードは、大阪・関西万博から生まれたさまざまな「問い」や「挑戦」の意思を受け継ぎ、万博が終わった後もより良い社会の実現に向けて活動を続ける人や取組を表彰するものです。

認知症の人や高齢者が折った鶴が万博へ 門真市「ゆめ伴プロジェクト」が「EXPO FUTURES AWARD 2026」審査委員賞を受賞

評価されたのは「100万羽の折り鶴」の取組

受賞の対象となったのは、「認知症になっても輝けるまちへ〜100万羽の折り鶴と伴に〜」と題した取組です。認知症の人や高齢者が折り鶴づくりの担い手となり、万博会場や各地に折り鶴を飾って世界からの来場者を迎えようと、2021年から実践されてきました。

認知症の人や高齢者が役割と社会とのつながりを持つことで、多くのいのち輝く笑顔が生まれました。あわせて、地域や立場を超えたつながりと共創も広がりました。

ショッピングセンターから万博会場、駅まで

イズミヤショッピングセンター門真(現在は閉業)との共創では、2023年から「いのち輝く折り鶴JAPANパビリオン」を展開し、多くの市民がこのプロジェクトに参加しました。万博では、門真市とともに「世界とつながるTEAM EXPO 2025 in 門真」を出展したほか、次のような形で折り鶴が世界からの来場者を出迎えました。

  • 万博会場の団体休憩所に約5万羽の折り鶴を展示
  • 大阪モノレールや大阪メトロの主要駅にも折り鶴を展示

万博の閉幕後も、折り鶴を活用した門真市や門真警察などとの共創は現在まで続いています。

授賞式では宮田裕章氏と「いのちの輝き」を語り合う

授賞式は同日、PLAT UMEKITA(グラングリーン大阪)で行われ、審査委員の宮田裕章氏から表彰状が手渡されました。受賞者と審査委員によるトークセッションでは、高齢者などの笑顔を映像と歌で紹介し、宮田氏と活動の意義やいのちの輝きについて対話しました。

宮田氏は講評で、「認知症になっても、一人ひとりが役割を持ち、自分らしく輝き続けられるまちを願い、当事者と地域の皆さんが折り鶴をつないできました。たとえ老いや病があっても、わたしたちはWell-Beingに生きることが出来る。そのことを実践している姿に、未来への希望を感じました。」とコメントしています。

「EXPO FUTURES AWARD 2026」の概要

  • 場所:PLAT UMEKITA(グラングリーン大阪)
  • 主催:一般社団法人静けさの森共鳴機構
  • 共催:公益社団法人2025年日本国際博覧会協会
  • 後援:経済産業省/大阪府/大阪市/公益社団法人関西経済連合会/大阪商工会議所/一般社団法人関西経済同友会
  • 審査委員長:山極壽一氏(総合地球環境学研究所(地球研)所長 霊長類学者・人類学者/京都大学 前総長)
  • 審査委員:コシノジュンコ氏/藤本壮介氏/宮田裕章氏/忽那裕樹氏
  • 賞の内容:8つのテーマに合わせた特別賞 8件、審査委員賞 5件

今回ゆめ伴プロジェクトin門真実行委員会が受けた審査委員賞は、審査の過程で新たに設けられた賞です。テーマ特別賞には該当しなかったものの、審査委員が個別の観点から高く評価した活動に贈られます。

出典:門真市